四柱推命相手のことを考える科学
四柱推命は太古の中国で生まれた「陰陽五行説」を応用し、日本で伝承された占いです。
陰陽五行説とは、易経(世の中は陰と陽の二つの要素から成り立つという理論)と、
五行説(万物は木・火・土・金・水の五つの要素から成り立つという理論)を組み合わせたものです。
四柱推命では干支暦をもとに、年と月と日の干支(かんし)を算出し、人の運命を占います。
使われる数値の算出には「算命学」という、運命学の一流派である学問の技法が取り入れられており、
四柱推命は伝統的な知識を体系づけた学問と位置付けられています。
今回は五行の中の【土】である戊と己についてご紹介します。
戊つちのえ
戊を自然界でたとえると、山を意味します。
戊の人は山のようにずっしりと構えていて、物事に動じず、悠然とした態度が取れます。
また、細かいことは問わない、許容範囲の広さを持っています。
その反面、納得しなければ動かない一面があり、俊敏さに欠けるため変化の激しい環境には不向きです。
己つちのと
己は自然界でたとえると、畑を意味します。
己の人は義理と人情に厚く、困っている人に手を差し伸べることができます。
また、万物を育みたいという願望を生まれつき持っているため、教育観家で才能を発揮します。